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ジェルネイルは爪が薄くても大丈夫?対策方法をご紹介

爪が薄いと、ジェルネイルなど、指先のおしゃれを諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。たしかに、ジェルネイルは肌に少し影響があるUVライトやLEDライトを使うので、爪に負担を与えるようなイメージがあるかもしれません。

 

しかし、ジェルを塗布して硬化することで、薄い爪を補強する効果が期待できます。そのため、爪が薄い人ほど、ジェルネイルをしておいたほうが良いともいえるのです。

 

ここでは、ジェルネイルは爪が薄くても大丈夫なのか、また爪が薄いことによるトラブルや対策法なども解説していきます。

 

爪が薄くてもジェルネイルはできる?

結論からいうと、爪が薄くてもジェルネイルはできます。ジェルネイルとは、ゲル状の樹脂で作られているジェルを自爪に塗布し、硬化させて形成するネイルです。自爪にジェルをコーティングして固めるので、ぷくっとした質感を出せます。さらに、自爪に厚みを出して強化することから、薄爪の補強にもつながるのです。

 

最近は、100均でもジェルネイルやネイル用品を購入できるので、誰でも手軽にジェルネイルを楽しめます。しかし、薄爪の場合は、セルフでのジェルネイルはおすすめできません。その理由は、ジェルネイルをするには自爪を削ったり、爪の周りの甘皮を処理したりするなど、爪へのダメージが懸念される工程があるからです。

 

専門知識のないままネイルをしてしまうと、爪に余計な負担をかけて、さらに薄爪になってしまうかもしれません。また、セルフならではのトラブルが起こるリスクも高まります。

 

ジェルネイルは薄爪補強に効果的ですが、やり方を間違えると補強にはならないので、注意が必要です。

 

爪が薄いと起きやすいジェルネイルのトラブル

プロの施術であれば、爪が薄くてもトラブルが起こるリスクはほとんどありません。しかし、セルフネイルの場合は、起きやすいトラブルがあります。ここではどのようなトラブルがあるのか紹介するので、しっかりとリスクを把握しておきましょう。

 

ジェルネイルが浮きやすくなる

爪が薄いと、ジェルネイルが浮きやすくなります。ジェルネイルは、ジェルとの密着度を高めるために、自爪に傷をつけます。爪が薄いとどうしても傷が浅くなってしまうので、ジェルが浸透せず浮きやすくなってしまうのです。

 

また、爪とジェルの相性が悪いせいで、浮くこともあります。薄い爪は柔らかいので、硬めのジェルを塗布すると爪がしなってしまい、隙間ができるため密着性が弱まります。セルフで行う場合には、爪とジェルの相性もしっかりチェックしなければなりません。

 

このように、薄い爪にジェルネイルを施すには、状態に合わせた施術が必要です。そのため、セルフネイルではトラブルになってしまうことが多いのです。

 

さらに爪が薄くなる可能性がある

ジェルネイルは、爪をジェルでコーティングするため補強にもつながりますが、さらに爪が薄くなってしまう可能性もあります。その理由は、サンディングやオフ時のダメージです。サンディングは、ネイルファイルを使って爪に傷をつける工程なので、力を入れすぎたり削りすぎたりするリスクがあります。また、オフの際には、ジェルを使う溶剤が自爪にも悪影響を与えることがあるので、注意が必要です。

 

もしも、サンディングをする際に痛みを感じたり、オフをした後に赤くなったりした場合は、ジェルネイルをお休みするのがベストです。爪は半年ほどで生え変わるので、できれば3ヶ月から半年ほどのすっぴんネイル期間を設けて、爪の健康を取り戻しましょう。

 

爪が折れやすかったり亀裂が入りやすかったりする

いくらジェルでコーティングをしていても、自爪に負担がかからないわけではありません。日常生活の中で指先を使っていると、爪に負担がかかってしまいます。その際に、ジェルが自爪に密着していることで、自爪がジェルネイルに引っ張られてしまい、折れやすくなったり亀裂が入りやすくなったりします。

 

このような状態を防ぐには、普段からできるだけ指先に負担をかけないようにすることが重要です。たとえば、パソコンのキーボードは指の腹で打つ、缶のプルリングを爪で引かない、ダンボールを開けたりガムテープを剥がしたりするときに爪を使わないなど、ちょっとした場面でも気を付けるようにしましょう。

 

二枚爪になる可能性が高くなる

爪は3層構造になっていて、爪の表面から「トッププレート(背爪)」「ミドルプレート(中爪)」「アンダープレート(腹爪)」に分かれています。二枚爪とは、爪が割れたり欠けたりした部分から層に空気が入り、トップとミドルが剥がれたり、ミドルとアンダーが剥がれたりして爪がめくれてしまっている状態です。

 

ジェルネイルをしたからといって、二枚爪になることはありません。しかし、爪が薄いとミドルとアンダーが剥がれやすいので、ネイルオンやオフの際のダメージで二枚爪になってしまうことがあります。

 

硬化熱を感じやすい

爪が薄いと、硬化熱を感じやすいというトラブルが起こることがあります。ジェルネイルは、LEDライトやUVライトを使い、ベースやカラージェル、トップジェルを熱して硬化します。普通に爪の厚みがあれば、硬化をする際に熱さを感じることはありません。

 

しかし、爪が薄いと、ジェルが硬化される際の熱が伝わりやすくなるため、指先が熱くなってしまいます。また、ジェルの量が多いとさらに熱くなるので、硬化の際には注意が必要です。

 

もし熱さを感じたら、規程の硬化時間が終わるまで我慢することはありません。たとえば30秒の硬化時間が必要であれば、10秒ほど硬化して休むことを繰り返して、トータルで30秒硬化するようにしましょう。

 

爪が薄くなってしまう原因・行動とは

ジェルネイルは、決して爪に悪い施術ではありません。それでも工程の中には、爪が薄くなる原因があるので、どのような行動がNGなのかを確認しておきましょう。

 

誤った方法でジェルネイルのオフをしている

セルフネイルで爪が薄くなる一番の原因は、誤った方法でジェルネイルのオフをしていることです。ネイルオフは、爪への負担がもっとも大きい工程なので、セルフネイラーさんは特に注意が必要です。

 

ネイルオフは、ジェルをネイルファイルなどで削り、そこに溶剤を浸透させて落とします。その際に、ネイルファイルで自爪まで削ってしまったり、溶剤が自爪まで浸透してしまったりすると、大きなダメージを与え、爪が薄くなってしまいます。

 

また、ジェルがリフトしている場合、人によってはその部分からネイルを剥がしてしまうことがあるかもしれません。このようなやり方をすると、ジェルと一緒に爪の表面が剥がれてしまうので、絶対にNGです。

 

甘皮処理やサンディングなどを必要以上に行っている

ネイルオフのときだけでなく、ジェルを塗布する前の工程にも爪を薄くする原因があります。それは、甘皮処理やサンディングです。甘皮処理は、爪の根元にある薄皮を押し上げて、取り除く工程です。押し上げすぎたり、甘皮をカットしすぎたりすると、爪の健やかな成長を阻害します。

 

サンディングは、自爪に傷をつけてジェルを浸透させるための工程で、表面がほんの少しくもるぐらいで十分です。しかし、正しいやり方がわかっていないと、深く削りすぎてしまい、爪を薄くしてしまいます。

 

ジェルネイルの付け替え期間を守っていない

ジェルネイルの付け替え期間を守らないことも、薄爪の原因です。短期間で付け替えると、その分ネイルオフやサンディングなどのダメージをたくさん与えることになるので、爪が薄くなります。

 

また、長期間付けっぱなしにしていると、どうしてもリフト(ネイル浮き)が起こります。見た目にはわからないリフトだとしても、少し浮いた部分から水や雑菌が入ってしまうと、爪の表面に緑膿菌が繁殖してグリーンネイルになってしまう可能性があるのです。グリーンネイルになると、しばらくジェルネイル自体できなくなってしまうので、注意しましょう。

 

爪が薄くなるのを防ぐ方法

薄い爪でも、セルフのジェルネイルを楽しむためには、薄くなるのを防ぐ方法を知っておく必要があります。適当なやり方や自己流では、薄い爪がさらに薄くなってしまうでしょう。「セルフでやりたい」という方は、以下の方法を実践してみてください。

 

オフやサンディングの正しい方法を取得する

セルフネイルをする場合、必ず取得しておきたいのがオフやサンディングの正しい方法です。たとえば、オフをする際には、ジェルを溶かすための溶剤をコットンなどに含ませて爪に乗せ、アルミホイルを巻き付けて浸透させます。巻き付けておく時間は、長くても10分程度です。

 

これを知らないと、10分以上巻き付けたままにしてしまうことがあります。溶剤は爪の表面も溶かしてしまうので、長時間乗せておくと大きなダメージになるのです。

 

サンディングであれば、必ず片方向だけに削る、力を入れないなど守らなければならないやり方があるので、必ず正しい方法を取得しておきましょう。

 

ネイルオイルやクリームをこまめに塗る

爪は皮膚の一部なので、乾燥によるダメージで薄くなってしまいます。ジェルネイルをしていれば乾燥しないと思うかもしれませんが、爪を育てる根元が乾燥してしまうと、健康な爪が育たなくなるので要注意です。

 

爪の乾燥を防ぐには、ネイルオイルやクリームをこまめに塗るのが一番です。水仕事や入浴など乾燥しやすいシーンではもちろん、可能であれば仕事の合間や休憩時間などにも塗るようにしましょう。また、ネイルオフ時に使う溶剤や、未硬化ジェルの拭き取りで使うアセトンなども乾燥の原因になるので、必ず塗るようにしてください。

 

爪の乾燥は、薄爪だけでなく欠けや割れの原因にもなります。ジェルの持ちも悪くなるので、徹底した保湿で対策しましょう。

 

ジェルネイルの付け替え期間を遵守する

ジェルネイルの付け替え期間は、爪の状態によって異なりますが、一般的には3~4週間とされています。そのため、この期間を目安に付け替えをすることも、薄爪対策につながります。10日や2週間など、頻繁に付け替えをしてしまうと、ネイルオフに使う溶剤やサンディングのダメージを増やすことになるため、注意しましょう。

 

ただし、長くつけていれば良いわけではありません。長くつけていると、爪の根元などはどうしてもリフトしてきます。リフトした部分は、日常生活のちょっとした衝撃で爪から剥がれそうになるため、大きな負担をかけることになります。

 

一番良いのは、付け替え期間を遵守するだけでなく、一度オフしたら少し休ませて、またジェルネイルをするというスパンです。

 

ノンサンディングタイプのジェルを活用する

セルフネイラーさんが爪をサンディングする場合、削る力加減がどうしてもわからず、削りすぎてしまうリスクがあります。このリスクを回避できるのが、ノンサンディングジェルです。

 

ノンサンディングジェルは、名前のとおり、サンディングをしなくても良いジェルです。普通のジェルは、自爪にサンディングをして軽く傷をつけ、そこにジェルが入り込むことで密着度が高まり、ネイルを長持ちさせられます。ノンサンディングジェルは、サンディングをしなくてもジェルが密着するので、爪への負担を大幅に減らすことが可能です。

 

ただし、削らなくても良いという反面、密着度を高める強めの成分が配合されています。爪の表面が荒れたり、肌に合わなかったりするケースがあるので、小指の爪などで試してから使うようにしましょう。

 

まとめ

爪が薄い状態のままでは、パソコンを打ったり料理をしたりするときなど、日常生活でさまざまな不便さを感じるのではないでしょうか。ジェルネイルは、そんな不便さをカバーしてくれるので、薄爪の方は一度プロのネイリストに相談してみましょう。

 

ただし、薄い爪にセルフでジェルネイルを行うのは、NGです。セルフだと、サンディングや甘皮処理の力加減を間違ったり、負担を与えたりすることで、余計に薄くしてしまう可能性があります。プロのネイリストであれば力加減もわかっており、ネイル用品も爪に優しいものを使ってくれます。健康な爪を育てるためにも、プロの技術に頼るのがおすすめです。

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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