NAIL TIPS
Information of inails

爪は切り方次第できれいな形に整えることができます!

流行りのネイルデザインが施されていたり、きれいなカラーが塗られたりしている爪はとてもきれいです。しかし、飲食店やサービス業などの職種によっては、ネイルができない方も多いでしょう。

 

たとえネイルアートをしていなくても、爪は切り方次第できれいな形に整えられます。きれいに整った爪は、手元を美しく見せてくれます。ただし、きれいな形に整えるには、誤った爪の切り方をしないこと、爪のデザインを決めておくことなど、ちょっとしたコツやポイントを押さえておくことが重要です。

 

ここでは、誰でも簡単に爪を整えられる方法を紹介します。自爪でもきれいな爪先を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

誤った爪の切り方が原因で、トラブルに見舞われているかも

爪はとても小さなパーツですが、指先の血管を守ったり、指の力を支えたりする役割を持っているため、思っている以上に大きな負担をかけています。そのため、爪を作る際の栄養素が不足したり、オレンジの皮を剥いたり、缶のプルリングを引っ張ったりするような動作で、ヒビ割れや二枚爪などのトラブルが起こるのです。

 

ただし、爪のトラブルの原因には、誤った爪の切り方も挙げられます。ここでは、どういった爪の切り方がトラブルを招くのか、解説していきます。

 

原因①爪切りで爪に圧力をかけている

爪が伸びてくると、爪切りでカットするのは一般的なことです。その際に、何気なく「パチンパチン」と切っている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、爪切りを使って切っているとき、爪にはなんと約25kgもの圧力がかかっているのです。25kgといえば、子どもの体重では小学1年生ぐらい、お米であれば1袋30kgのものより少し軽いぐらいの負荷がかかります。そのため、爪切りは相当なダメージを与えることになります。

 

切る頻度にもよりますが、爪にはダメージがどんどん蓄積するので、爪切りを使っている方は爪のトラブルが起きやすいのです。

 

原因②爪切り後の断層から乾燥を招いている

爪は、トッププレートとミドルプレート、アンダープレートという3つの層で構成されており、各プレートの間には脂肪分や水分が含まれています。この脂肪分や水分によって、爪の強度やうるおいが守られています。

 

しかし、爪切りは垂直に爪をカットしてしまうため、広くなった断面から水分が逃げてしまいます。水分がなくなると爪は乾燥するので、角質が剥がれて二枚爪になったり、強度が弱まり割れたりしてしまうのです。

 

爪切りをするうえで大切な3つの基本

爪は伸びたら切るのが一般的ですが、切るたびに亀裂が入ったり、欠けたりしてしまうという方も多いのではないでしょうか。ほとんどの場合、正しい爪切りのやり方は習いません。しかし、正しく爪切りをするうえでは、以下の3つの基本が大切です。

 

<爪切りをするうえで大切な3つの基本>

  • 爪の形・デザイン
  • 爪を切る適切なタイミング
  • 爪に負担をかけない道具

 

この基本を守ることで、爪への負担を軽減しながら、きれいな形に整えられます。ここでは、3つの基本について、詳しく見ていきましょう。

 

①爪の形・デザイン

爪を切るときは、自分の指や爪に合う形やデザインを知っておくと良いでしょう。洋服が体型に合っていないとデザイン性が発揮されないのと同じで、爪の形やデザインも自爪に合わなければきれいに見えません。

 

爪の形・デザインは、大きく分けると5つの種類があります。

 

<爪の形・デザイン>

  • ラウンド
  • オーバル
  • ポイント/アーモンド
  • スクエア
  • スクエアオフ

 

これらの種類の中から、自爪に合った形を選ぶのがきれいな爪に整える基本です。どのようなデザインなのか、チェックしておきましょう。

 

丸みを帯びて可愛らしい印象の「ラウンド」

ラウンドはもっともスタンダードな形で、先端部分になだらかなカーブがついているデザインです。爪の根元のカーブと対称になるように先端を丸くすることで、全体的にやわらかく女性らしい雰囲気に仕上がります。

 

長い爪でも嫌味がなく、短い爪であればキュートな印象になるので、どんな爪にも合わせやすいデザインといえるでしょう。先端部分は細すぎず太すぎないため、スクエアほどではないにしても、ある程度の強度があります。これから爪を伸ばしたいという方にもおすすめです。

 

女性らしい印象が漂う「オーバル」

より女性らしさを求めるのであれば、オーバルというデザインがおすすめです。名前のとおり、先端部分が楕円形になっているので、ラウンドよりもすっきりした印象に仕上がります。この形は、指を長く見せてくれる効果が期待できるので、指が太めだったり短かったりという悩みがある方は、オーバルにしてみると良いでしょう。

 

ただし、ラウンドよりも全体的に細めのデザインなので、欠けやすいのがデメリットです。爪のトラブルを予防するには保湿が大切なので、毎日しっかりとケアをしてください。

 

よりシャープな形で指長効果を増す「ポイント/アーモンド」

爪や指をよりすっきりとシャープに見せられるのが、ポイント/アーモンドというデザインです。ポイント/アーモンドは、オーバルよりも先端がさらにシャープになっていて、ほとんど丸みはなく尖っています。この見た目から、アーモンドという名前がついています。先端にかけて細くなるデザインなので、縦長効果により指を長く見せてくれるのが特徴です。

 

ただし、先端の幅がない分、欠けたり割れたりするトラブルが起こりやすいため、指先を使う仕事をしている方にはおすすめできません。また、短い爪だと変に尖っているだけの形になってしまうので、爪が短い方はある程度の長さまで伸ばしておきましょう。

 

一味ちがう雰囲気がおしゃれな「スクエア」

スクエアは、名前のとおり、四角い形をしたデザインです。爪の先端はまっすぐになっていて、先端からサイドにかけて直角に整えます。先端がまっすぐなので、負担が均等に分散されます。強度が高く、割れたり欠けたりしにくいのが特徴です。

 

丸みがある形よりも強度が高い分、長く伸ばしてもトラブルが起きにくいので、爪が薄かったり割れやすかったりする方も安心して伸ばせます。ただし、角が鋭角に尖っているので、顔を傷つけたり、ものに引っかけたりしないように注意する必要があります。

 

スクエアよりも少し優しい印象の「スクエアオフ」

スクエアよりも、左右の角を少し削って、丸みをつけるのがスクエアオフというデザインです。丸みをつけるためシャープさはなくなりますが、スクエアと同じで強度が高いため、欠けたり割れたりするリスクを軽減できます。

 

また、丸みがある分やわらかいシルエットになるので、優しい雰囲気の爪にしたい方におすすめです。ただし、丸くしすぎるとラウンドのような形になってしまい、強度も落ちてしまいます。強度を求める方は、サイドを削りすぎないように注意してください。

 

②爪を切る適切なタイミング

爪が伸びるスピードは、摂取する栄養や爪への負担の大きさなどによって変わります。成人の場合、一般的には、1日に約0.1mm伸びるといわれています。つまり、1週間で0.7mm、2週間で1.4mm程度伸びるので、清潔感のある爪に仕上げたい場合は、2週間に1回のタイミングで切るのがベストです。

 

少し長めが良い方は、伸ばしている間は爪やすりなどで整えながら、1ヶ月に1回のタイミングでカットすると良いでしょう。ただし、1ヶ月以上のタイミングだと、爪が長くなりすぎてしまうことで、切るときの負担が大きくなってしまいます。また、伸びると割れたり欠けたりするリスクも高まるので、タイミングを逃さないようにしましょう。

 

適切なタイミングを守っても、爪の状態によっては、切るときに割れてしまうことがあるかもしれません。爪が硬い、厚みがあるという場合は、爪がやわらかくなるお風呂上がりに切るのがおすすめです。やわらかいと圧力が少なくなり、負担も軽減できるので、ダメージを与えることなくカットできます。

 

③爪に負担をかけない道具

爪を切る道具といえば、真っ先に思い浮かぶのは爪切りではないでしょうか。しかし、前述しているとおり、爪切りで切ると、爪には約25kgの圧力がかかってしまいます。爪切りを使い続ける限り、ダメージから回復させるのは難しくなってしまうのです。

 

そこでおすすめしたい道具が「ネイルニッパー」と「エメリーボード」で、爪に負担をかけることなく整えられます。ネイルニッパーは爪専用のニッパーで、1cmほどの刃がついています。爪に対して直角にカットするのではなく、ハサミのように斜めから爪が切れるので、負担を大幅に軽減することが可能です。

 

エメリーボードはやすりのようなもので、一方向に削りながら形や長さを整えられます。目の粗いものから、細かい目のものまでいろいろな種類があるので、割れやすい人は細かい目のものを選ぶなど、爪の状態に合わせて負担をかけずに削ることが重要です。

 

正しい爪の切り方

爪に負担をかけずに整えられる道具をそろえたら、次は正しい爪の切り方をマスターしましょう。いくら道具をそろえても、間違った切り方をしてしまってはきれいに整えられません。

 

ネイルニッパーなどは慣れるまで使いにくいかもしれませんが、正しい切り方を続けることで、スムーズにカットできるようになります。また、エメリーボードも使いこなせるようになると、いろいろなデザインにチャレンジできるので、ぜひ正しい切り方を覚えてください。

 

①やや長めに残すようにネイルニッパーでカットする

爪切りでカットするときは、爪の先端から切る方が多いかもしれません。しかし、正しいのは、サイドからカットするやり方です。

 

ネイルニッパーをサイドにあてたら、爪のピンク色の部分より少し上、白い部分がある程度残るところを目安に、弧を描くように移動しながらゆっくりと切っていきます。一度に広範囲を切ろうとすると、爪が衝撃を受けて割れやすくなるので要注意です。何回かに分けて、カットしていくのがポイントになります。

 

また、爪の白い部分にそってカットすると丸くなりすぎるので、サイドをカットするときは、先端部分に向かってまっすぐ切るようにしましょう。

 

②斜め45度の角度でエメリーボードをあてて、角ばった部分を削る

長さを整えたら、エメリーボードを使って形を整えていきます。角ばっている部分に、エメリーボードを斜め45度の角度であてて、断面を滑らかにするイメージで削ってください。削る際に往復させると、爪にダメージを与えてしまうため、必ず一定方向に動かして削るのがポイントです。

 

削る力は、バイオリンを弾くようなイメージで優しく、気持ち弱めにするのがベストです。ガリガリこするように力を入れてしまうと、爪を削りすぎてしまい、衝撃によって割れてしまうこともあるので注意しましょう。

 

③形を整えられたら、爪の保湿を行う

形を整えたら、最後に保湿を行います。爪は、水分や油分が失われると角質が剥がれやすくなり、二枚爪などのトラブルが起こる可能性があります。切ったり削ったりするとどうしても乾燥しやすくなるので、ネイルオイルやハンドクリームで保湿をしてください。

 

保湿は、健康で丈夫な爪の育成に欠かせないので、次項で詳しく解説していきます。

 

爪の保湿方法

前項でも触れたとおり、爪の保湿は健康な爪を育むと同時に、トラブルを防ぐ効果が期待できます。乾燥した状態を放置すると、爪は水分を蓄えられず、爪のトラブルを引き起こします。ささくれや甘皮が厚くなるなどの症状も起こりやすくなるので、こまめに保湿をしましょう。

 

ここでは、爪の保湿におすすめの方法を紹介します。

 

①ハンドクリーム

爪の保湿は、専用アイテムを使うのがベストですが、ハンドクリームも代用できます。ハンドクリームにはさまざまな美容成分が入っているので、甘皮など爪の根元もしっかり保湿できるでしょう。

 

ハンドクリームを手の甲に3cmほど出したら、まずは両手の甲をすり合わせて、手全体に行き渡らせます。次に指の付け根から爪に向かって、マッサージをするようにクリームを行き渡らせてください。最後に、爪の両サイドや根元を軽くプッシュしたらケア完了です。

 

②ネイルオイル

ネイルオイルは、爪のために作られたオイルです。特に、爪の根元や両サイドを乾燥からしっかり守ってくれるので、しっかり塗り込むのがポイントです。

 

ハケにオイルを適量取ったら、皮膚と爪の境目に浸透させるように塗りましょう。次に反対側の指を使い、爪の周りを揉みながらオイルを馴染ませます。全体に馴染んだら、最後に指を包み込むように握り、先端まで引っ張ってマッサージして完了です。

 

③ネイル美容液

ネイル美容液をハケに取ったら、爪の生え際にたっぷり塗ります。美容液は、爪の溝にそって先端まで広がっていくので、1本ずつ爪の根元からサイド、先端部分まで馴染ませていきます。すべての指に馴染ませたら、最後は指全体をマッサージして完了です。

 

まとめ

ネイルアートをしていないと、なかなか爪を意識することはないかもしれません。そのため、ただ伸びたら切るという作業をしてしまう方も多いようです。しかし、爪は切り方次第できれいになり、ちょっとしたコツを押さえるだけで、いつもとはちがう印象の美爪を演出できます。

 

爪は、思っている以上に人から見られるパーツです。こまめにお手入れをしておけば、お休みの日にマニキュアを塗るだけでも、美しい爪になります。今回紹介した切り方を実践して、爪美人を目指してみてください。

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

  • INSTAGRAM “Introducing our work”
    READ MORE
  • PRESS “Introduction of press activity”
    READ MORE
  • NAILIST JOB
  • NAIL MAISON