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巻き爪でもジェルネイルはできる?施術の可否と注意点を解説

巻き爪の状態でもジェルネイルはできるのか、不安に感じる方も多いでしょう。実は軽度の巻き爪であれば、施術可能なケースもあります。ただし、状態によっては悪化のリスクが伴うため、自己判断で施術を受けるのはおすすめできません。

 

しかし、ジェルネイルはファッションの一部でもあるので、巻き爪でも施術を受けたいと考える方もいるでしょう。そこで今回は、巻き爪でもジェルネイルができるのか、巻き爪に与える影響や注意点について詳しく解説します。

 

巻き爪でもジェルネイルはできる?

巻き爪でも軽度な状態であれば、ジェルネイルの施術が可能です。爪のカーブがゆるやかで、痛みや炎症がない場合、通常のジェル施術で支障が出ることはほとんどありません。ただし、巻き爪が進行して、爪の端が皮膚に食い込んでいる場合は、施術を避けましょう。

 

ジェルは、硬化する際に収縮して圧がかかるため、巻きを強めたり、痛みが悪化したりする恐れがあります。セルフで行うのは危険なので、どうしてもジェルネイルをしたい場合は、ネイルサロンに巻き爪であることを伝え、施術が可能かどうかを相談してみましょう。

 

また、症状が進んでいると感じるときは、無理に施術を受けず、医師の診察や専門のフットケアを優先することをおすすめします。

 

ジェルネイルが巻き爪に与える4つの影響

ジェルネイルは、ツヤやデザインの美しさ、持ちの良さなどで人気ですが、巻き爪を抱えている方にとっては悪影響になることがあります。

 

軽度の状態なら問題なく楽しめるかもしれませんが、繰り返し施術を受けると、爪への負担が少しずつ積み重なり、症状が悪化する可能性があるのです。特に、ジェルの性質や施術工程には、巻き爪を進行させる要因が含まれているので、注意しましょう。

 

ここでは、ジェルネイルが巻き爪に与える4つの影響を解説します。

 

➀爪の乾燥が巻きを強める

爪が乾燥すると柔軟性がなくなり、正しい形を維持できなくなることで、巻き爪になってしまうことがあります。

 

ジェルネイルをオフするときに使用されるアセトン入りの除光液は、爪や爪周りの皮膚を乾燥させやすい性質があります。爪は乾燥すると弾力を失い、カーブが強まりやすくなるため、巻き爪を悪化させる一因になってしまうのです。特に、セルフネイルで繰り返しオフを行うと、乾燥による爪の硬化が進みやすいので、注意しましょう。

 

乾燥を防ぐためには、施術後だけでなく、日常生活でもキューティクルオイルをこまめに塗布して、保湿を意識することが大切です。また、サロンによっては、アセトンを使わないフィルイン施術を取り入れているところもあります。こうした方法を選べば、爪の負担を少しでも減らせるので、巻き爪の進行を抑えることが可能です。

 

②ジェル硬化時の圧で巻き爪が悪化する

ジェルは、ライトで硬化する際に収縮する特性を持っています。この収縮は見た目だと分かりにくいですが、実際は爪に圧がかかっており、もともとカーブの強い巻き爪の方にとって負担になってしまうのです。

 

特に、根元やサイド部分まで厚く塗布すると、硬化時の収縮が強まり、爪がさらに内側に引き寄せられてしまうこともあります。この収縮が繰り返されると、巻き爪の進行を助長し、悪化させる原因になります。

 

そのため、サロンで施術を受ける際は、担当のネイリストに巻き爪であることを伝え、サイド部分を厚くしすぎないよう工夫してもらいましょう。セルフで行う場合も、必要以上にジェルを盛らず、薄めに仕上げることを意識すれば、圧の影響を軽減できます。

 

③爪の厚みが薄くなる

ジェルネイルは、美しい仕上がりが長持ちする反面、施術を行う前のプレパレーションやオフの工程で、爪に負担がかかることがあります。特にサンディングと呼ばれる下処理では、爪表面を削ってジェルの密着を高める作業を繰り返すことで、爪が少しずつ薄くなってしまうのです。

 

爪が薄くなると耐久性が下がり、巻き爪の進行や割れやすさにつながることがあります。また、薄い爪は乾燥や衝撃にも弱くなるため、より注意が必要です。負担を減らすためには、サンディング不要のベースジェルを使用しているサロンや、フィルイン施術を導入しているサロンを選ぶと安心です。

 

こうした方法を取り入れることで、爪の厚みを守り、巻き爪の悪化を防げます。

 

④巻き爪の進行に気づけない

ジェルネイルは、爪をコーティングして見た目を整えるため、表面の状態が分かりにくくなります。その結果、巻き爪が少しずつ進行していても、気づきにくいことがあります。特に、デザイン性を重視して厚みを出した仕上がりの場合、爪の両端が皮膚に食い込んでいても、外見では判断できません。

 

進行に気づかないままジェルを重ねてしまうと、痛みや炎症が急に悪化するケースもあります。そのため、サロンで施術を受ける場合は、オフのタイミングで必ず自爪の状態を確認してもらいましょう。

 

セルフネイルの場合も、オフの際に爪のカーブが深くなっていないか、赤みが強くなっていないかなどをチェックしてみてください。状態を定期的に確認することが、巻き爪を見逃さないポイントです。

 

巻き爪でもネイルをしたいときの対処法

巻き爪でも、工夫次第でジェルネイルができます。ただし、その際は爪への負担を最小限に抑えるために、以下のような対処法を取り入れることが重要です。

 

<巻き爪でもネイルをしたいときの対処法>

  • 巻き爪に特化したサロンを利用する
  • 巻き爪セルフ矯正器具を利用する
  • フィルイン施術対応のサロンを利用する
  • マニキュアに変更・除光液を使用しない

 

ここでは、これらの対処法について解説します。

 

巻き爪に特化したサロンを利用する

巻き爪に特化したサロンでは、爪の状態に応じたケアが可能です。例えば、爪の端の食い込みを軽減するためにサイドを削る、爪周りの皮膚の保湿を重視するなど、通常のジェルネイルよりも爪にやさしい工程が取り入れられているのが特徴です。

 

また、施術前に爪の形状や巻きの程度をチェックし、必要に応じて矯正用の補助具を併用することもあります。巻き爪に特化したサロンであれば、このような専門的な対応をしてくれるので、巻き爪が悪化するリスクを抑えながらネイルを楽しめます。

 

巻き爪に特化したサロンを探す際は「巻き爪対応可能」と明記されているか、明記していない場合は電話で確認してみるといいでしょう。

 

巻き爪セルフ矯正器具を利用する

巻き爪でも、セルフでジェルネイルをしたいという場合は、矯正器具を使う方法もあります。

 

市販されている巻き爪矯正器具は、爪を少しずつ持ち上げて、食い込みを軽減するよう設計されているのが特徴です。器具の種類によっては、ジェルネイルと併用できるものもあります。使用時は爪の形に合ったサイズを選び、無理な力で固定せず、矯正の進行に合わせて調整しましょう。

 

矯正器具を使うと、ジェルネイル施術前に爪のカーブを整えられるので、施術時の負担を軽減できます。ただし、痛みや炎症がある場合は無理に使用せず、専門家に相談することが重要です。正しく使用すれば、自宅でも安全に爪の負担を減らしながら、ネイルを楽しむことが可能です。

 

フィルイン施術対応のサロンを利用する

フィルインとは、前回のジェルを完全にオフせずに、表面だけを削ってベースを残し、上から新しいジェルを重ねる施術方法です。この方法であれば、自爪を削らないので薄爪を防げるうえ、サンディングの負担軽減にもつながります。

 

通常のオフ工程では、爪表面を削りすぎて薄くなることがありますが、フィルインを利用すれば爪の厚みや強度も保てるので、巻き爪の方も安心です。また、爪の形状に合わせて施術できるため、巻き爪部分を過度に圧迫せずに、美しい仕上がりを実現できます。

 

ただし、フィルインは高度な技術が必要なので、施術を行っていないサロンもあります。どこでも受けられる施術ではないため、フィルイン対応があるかを事前に確認しておきましょう。

 

マニキュアに変更・除光液を使用しない

ジェルネイルは悪化する可能性があるから避けたいけど、ネイルのおしゃれを楽しみたいという場合は、ジェルではなくマニキュアを選ぶのも有効です。

 

マニキュアに変更するメリットは、硬化時の圧迫がないため爪への負担が少なく、乾燥や亀裂のリスクを抑えられることです。また、塗り直す際にアセトン入り除光液を使用せず、重ね塗りでカラーを整えることで、爪の保護にもつながります。

 

デメリットは、ジェルに比べて持ちが短く、すぐに塗り直しが必要になることや、厚みや立体感のあるデザインが出しにくい点です。しかし、ジェルよりも手軽であり、安全性が高い施術が受けられます。

 

巻き爪でもネイルをしたいときのオーダー方法

巻き爪の方が、サロンでジェルネイルを希望する場合は、施術前に適切なオーダーを行うことが重要です。爪の形状や巻きの程度に合わせた依頼をすることで、施術中の圧迫や負担を軽減できます。特に、サイドの空間の取り方や爪の長さ、デザインの選択は、巻き爪の状態に直接影響するので注意しましょう。

 

また、ケアメニューを組み合わせることで、爪の健康を保ちながら、美しい仕上がりを目指すことも可能です。ここでは、サロンでのオーダー時に注意すべきポイントを解説します。

 

サイドは少し空けるように依頼する

巻き爪の施術では、爪のサイド部分に余裕を持たせることが重要です。ジェルを端ぎりぎりまで塗ると硬化時に圧がかかり、巻き込みや痛みを悪化させる可能性があります。オーダー時に「サイドは少し空けて塗布してほしい」と伝えると、ネイリストが爪の負担を考慮した塗り方をしてくれます。

 

ただし、サイドを空けすぎるとデザインが狭まるため、爪の形やデザインのバランスを確認しておきましょう。不自然になってしまうようであれば、根元がクリアのデザインにするのがおすすめです。

 

爪は短くしすぎないデザインを選ぶ

巻き爪は、爪を短く切りすぎると端が皮膚に食い込みやすく、痛みや炎症の原因になります。そのため、爪を短くしすぎないスクエアやスクエアオフなど、角を残して整えるデザインを選ぶのが正解です。

 

このデザインにするメリットは、爪のカーブが安定しやすく、巻き爪の悪化リスクを減らせる点です。一方、丸みを残したデザインはカーブが強調されやすく、巻き爪の状態によっては避けたほうが安心でしょう。

 

オーダー時は、ネイリストに希望の形を伝えつつ、爪の健康を優先した長さやデザインを提案してもらうと、安全な施術を受けられます。

 

ケアメニューのみの施術を受ける

巻き爪が進行している場合や痛みがあるときは、ネイルデザインよりも、ケアメニューのみの施術を受けるのがベストです。

 

ケアメニューには、甘皮処理や爪表面の保湿だけでなく、巻き爪補正や爪下掃除などもあります。爪の健康を守りつつ、整った印象を与える爪に仕上げることが可能です。また、爪の形状や厚みを観察できるため、巻き爪の進行具合も確認できます。

 

デザインネイルのような華やかさはありませんが、ケアをして爪の状態を安定させることは、将来的なジェルネイル施術につながります。準備期間として、ケアメニューのみの施術も検討してみるといいでしょう。

 

巻き爪でもジェルネイルをするときの注意点

巻き爪の状態でジェルネイルを行う場合は、施術前後の注意点を守ることが重要です。

 

軽度の巻き爪であっても、爪にかかる圧や乾燥によって、痛みや炎症が出ることがあります。自己判断で無理に施術を続けると、症状を悪化させるリスクもあるため、専門家のチェックや適切なオーダーが不可欠です。また、痛みや赤みを感じた場合は、すぐに施術を中止することが爪の健康を守るポイントになります。

 

ここでは、巻き爪でもジェルネイルをするときの注意点を解説します。

 

専門家に診断してもらう

痛みが少ない場合や巻きが軽度の場合でも、自己判断でジェルネイルを行うのは避けましょう。ジェルネイルをする前に、ネイリストや爪(皮膚科など)の専門家に爪の状態を確認してもらうことで、施術の可否や方法を適切に判断できます。

 

専門家は、爪の厚み、カーブの強さ、皮膚との接触状態などを総合的に評価し、必要であれば矯正器具の併用やケアメニューを提案してくれます。

 

自己判断で見た目は問題ないと思っていても、巻き爪が進行したり、炎症や痛みが悪化したりするリスクがあるので、専門家の定期的な診断を受けることが重要です。

 

痛みがあるときは無理をしない

巻き爪で痛みや赤みを感じる場合は、ジェルネイルの施術を控えましょう。

 

痛みがある状態なのに、我慢して施術を続けると、爪の端がさらに食い込み症状が悪化したり、皮膚が炎症を起こしたりすることがあります。無理をしないメリットは、施術を避けることで爪の健康を守り、症状の進行を防げることです。ネイルの楽しみがなくなってしまうのはデメリットですが、爪の健康を優先することで、将来的に安心して施術できる状態を保てます。

 

まとめ

巻き爪がある場合でも、爪の状態に合わせた工夫を取り入れれば、ネイルを楽しむことが可能です。症状が進行している場合は無理をせず、ケアメニューやマニキュアで負担を軽減できる方法を選びましょう。

 

どうしてもジェルネイルをしたい場合は、セルフではなく、ネイルサロンで施術を受けることをおすすめします。施術前にネイリストに状態を確認してもらい、サイドの空間や爪の長さ、デザインを調整するなど、爪への圧迫を抑える施術を相談してみてください。ネイルサロンであれば、ほかにもフィルイン施術やセルフ矯正器具の活用により、爪の厚みや形状を保ちながら施術もできます。

 

施術中や施術後も爪の状態をチェックして、痛みや炎症がある場合はすぐに対応することが、健康的な爪を維持するポイントです。正しい方法と注意点を理解することで、巻き爪の方も安心してネイルを続けられます。

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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