NAIL TIPS
Information of inails

マグネットネイルはどうやって落とす?セルフで失敗しないコツを解説

マグネットネイルは、ジェルに含まれる微細な金属粉を磁石で動かすことにより、独特の輝きを生み出す人気のネイルデザインです。

 

シェルやホロなどのアイテムでも、キラキラのネイルを作ることは可能です。しかし、アイテムを乗せるひと手間がかかったり、表面を整えるためにサンディングしたりしなければならないので、仕上がりまで時間がかかってしまいます。

 

マグネットネイルであれば、塗って磁石で光のラインを整えるだけなので、時間をかけずに素敵なネイルに仕上がります。ただし、オフの方法を間違えると、爪を傷めたり仕上がりに影響が出たりするため、正しい手順を知っておくことが大切です。

 

そこで今回は、マグネットネイルの基本とセルフで落とす際のステップ、注意点などを解説します。

 

マグネットネイルとは

マグネットネイルはジェルネイルの一種で、磁石の力を使って独特の模様を描きます。

 

マグネット専用ジェルには細かい金属粉が含まれており、磁石を近づけることで、流れるような光のラインや奥行きを演出できます。光の角度によって表情が変わるため、奥深い立体感を楽しめるのが特徴です。

 

サロンはもちろん、セルフでも比較的取り入れやすいアートとして、人気が高まっています。

 

マグネットネイルの特徴

マグネットネイルの最大の魅力は、光の反射や角度によってデザインが変化し、宇宙のような幻想的な仕上がりになったり、金属粉の大きさによってうるうるのツヤを出したりできることです。ワンカラーのシンプルな塗り方でも奥行きが出るため、華やかでありながら上品な印象を与えられます。

 

最近では、100均でも専用ジェルやマグネットスティックなどのネイル道具が購入できるので、セルフネイル初心者でも気軽に挑戦しやすいことが人気の理由かもしれません。

 

また、カラー展開も豊富で、グレーやネイビーなどのシックなトーンから、レッドやブルーなど鮮やかな色味まで幅広く楽しめます。ブラウンやベージュ、ベビーピンクなど柔らかい色味もあるので、アレンジ次第でオフィスネイルにもできることから、シーンを問わず取り入れやすいことも特徴です。

 

マグネットネイルの正しい落とし方

マグネットネイルはジェルネイルの一種なので、マニキュアリムーバーでは落とせません。トップジェルやカラージェルを削り、アセトンなど専用のアイテムを使って、落とす必要があります。その際に正しい手順を踏まないと、爪の表面を傷つけたり、爪周りの皮膚に負担をかけてしまったりする恐れがあります。

 

セルフで安全にオフするには、専用の道具を準備したうえで、順を追って作業することが大切です。ここでは、オフに必要な道具やオフのやり方、オフ後の保湿まで、7つのステップに分けて詳しく解説します。

 

STEP1:必要な道具をそろえる

まずは、マグネットネイルをオフするために、必要な道具を用意しましょう。道具がそろっていないと完全にオフできないので、必ず準備をしてから始めてください。

 

基本となる道具は、以下の6つです。

 

<マグネットネイルのオフに必要な道具>

  • ネイルファイル(180グリット以上)
  • ジェルリムーバー(アセトン入り)
  • コットン
  • アルミホイル
  • ウッドスティックやメタルプッシャー
  • ネイルオイルやクリーム

 

サロン専売品が望ましいですが、最近ではドラッグストアや100均でも、セルフオフ用のアイテムやキットが販売されているので、手軽にそろえられます。また、机の上にペーパータオルを敷いておくと、アセトンがこぼれた際の汚れ防止にも役立ちます。

 

STEP2:ネイルファイルでジェルを削る

オフに必要な道具を準備したら、まずは表面のジェルをネイルファイルで軽く削ります。ファイルは、180グリット以上を使用するのが目安です。細かすぎるものでは効率が悪く、粗すぎると爪を傷つけやすくなるので、注意してください。

 

表面を削る理由は、ジェルのトップコート層を削ることで、リムーバーが浸透しやすくなるからです。削り方は、ゴシゴシと力を入れる必要はなく、トップのツヤが消える程度で十分です。力を入れてしまうと爪に負担がかかってしまうので、少しずつ削るイメージで行いましょう。また、粉が飛び散るので、ティッシュやキッチンペーパーを敷いて作業することをおすすめします。

 

力加減が難しいと感じる方は、スポンジバッファーを使うとより優しく削れます。削り残しがあると、リムーバーが浸透しにくくなるため、表面を均一に削ることを意識してください。

 

STEP3:コットンにジェルリムーバーを塗布する

ファイルで表面を削ったあとは、ジェルリムーバーをコットンにたっぷり含ませます。コットンは、爪のサイズより少し大きめにカットして、しっかり覆えるようにすると隙間なく密着させられます。

 

アセトン入りリムーバーは揮発性が高いため、量が少なすぎると十分に溶けません。そのため、染み込ませる際は乾燥しないよう、やや多めに含ませるのがポイントです。ただし、アセトンは爪や皮膚に負担をかけることがあるので、敏感肌の方はアセトンが入っていないものを選ぶのがおすすめです。

 

また、コットンをそのまま置くだけでは揮発してしまうため、次の工程でアルミホイルを使って密閉する準備を整えます。この段階でしっかりリムーバーを含ませておくことが、オフの仕上がりを左右します。

 

STEP4:アルミホイルで包む

リムーバーを含ませたコットンを爪の上に置いたら、その上からアルミホイルで指先をしっかり包みます。アルミホイルは、クレジットカード2枚よりやや小さい長方形にカットしておくと扱いやすく、密閉度が高まります。

 

包む際は、隙間があるとリムーバーが蒸発して効果が薄れてしまうので、空気が入らないようにぴったりと巻きつけるのがポイントです。100均やネイルショップには、ネイルオフ用キャップやオフ専用のコットン付きアルミも販売されているので、うまく巻けない方や利き手に巻くのが難しい方は、こういったアイテムを使いましょう。

 

アルミホイルを巻くときは爪だけでなく、第一関節まで覆うと固定しやすく、外れにくくなります。ただし、指をまとめて包んでしまうと動かしづらくなるので、1本ずつ包むようにしてください。

 

STEP5:1015分待つ

アルミホイルで包んだあとは、リムーバーがジェルに浸透するまで1015分ほど待ちます。待ち時間は、ジェルの厚みや使用しているトップコートの強度によって変わるので、厚めに塗っている場合は15分以上おいたほうがいいかもしれません。

 

少し時間はかかりますが、リムーバーがしっかり作用するのを待つことが大切です。アルミホイルが緩んでしまうと、リムーバーが蒸発しやすく効果が下がるので、いじらないようにするのもポイントです。途中で開けず、リムーバーが浸透する時間を確保することで、オフの工程がスムーズになります。

 

STEP6:プッシャーで優しくオフする

リムーバーが十分に浸透するまで時間をおいたら、アルミホイルとコットンを外し、浮いてきたジェルを優しく取り除きます。

 

取り除く際は、ウッドスティックやメタルプッシャーを使いますが、力を入れすぎると自爪を傷つけてしまうため、注意が必要です。特に、メタルプッシャーはエッジが鋭いので、力を入れてしまう場合はウッドスティックを使いましょう。

 

ジェルがまだ固く残っている場合は無理にはがさず、少しサンディングして、再度リムーバーを含ませたコットンを乗せ、アルミホイルで包んで数分おいてから取り除くようにしてください。

 

それでも爪表面に細かいジェルが残っている場合は、何回もリムーバーを使うとダメージを与えてしまうため、スポンジバッファーで力を入れないようにして削りましょう。セルフオフ初心者は、焦って強く削りがちなので、浮いてきた部分だけを削るというイメージで整えるのがベストです。

 

自爪を保護しながら丁寧にオフすることで、次のネイルをきれいに仕上げる土台を作れます。

 

STEP7:爪や指先を保湿する

すべてのジェルをオフしたあとは、爪や指先が乾燥している状態なので、必ず保湿を行いましょう。

 

ネイルオイルを爪の根元やサイドに塗り込み、指先全体にマッサージするようになじませると、血行促進にもつながります。オイルがない場合は、ネイルクリームやハンドクリームでもいいので、必ず保湿をしてください。

 

アセトン入りのリムーバーは、特に水分と油分を奪いやすいため、保湿をしないと爪の割れや二枚爪の原因になります。保湿を徹底することで、爪の健康を保つことが可能です。

 

また、ネイルを休ませたいときは、透明の保護コートを塗るのもおすすめです。オフ後のケアを徹底することで、健康で美しい自爪を保てます。

 

マグネットネイルをセルフで落とすときの注意点

セルフでマグネットネイルをオフする際は、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。

 

例えば、無理にジェルをはがそうとすると自爪を傷めたり、爪周りの皮膚にダメージを与えたりする恐れがあります。また、リムーバーの蒸発による刺激や、換気不足によるにおいなどで気分が悪くなる人もいるため、安全に作業する環境を整えることも重要です。

 

正しい手順を守ることで、自宅でも安全かつ効率的にジェルネイルをオフできるため、注意点をチェックしておきましょう。

 

無理矢理はがさない

ジェルがうまく浮いてこない場合でも、無理にはがすことは絶対に避けましょう。

 

強引に爪を削ったり、少し浮いたジェル引っ張ってはがそうとしたりすると、自爪の表面が傷つき、二枚爪や割れの原因になります。オフをしてもジェルが残っている場合は、リムーバーを再度コットンに含ませ、アルミホイルで巻き直して数分おくことで、自然に浮かせることが可能です。

 

また、ウッドスティックやプッシャーを使う際は、角度を工夫して、浮いてきた部分だけをはがすように意識してください。少しずつでも丁寧に作業を進めることで、爪の健康を守りながらきれいにオフできます。無理をしないことが、安全にオフをする基本だと覚えておきましょう。

 

十分に換気を行う

アセトン入りのリムーバーは揮発性が高く、独特の強いにおいがあります。そのため、換気が不十分だと気分が悪くなるだけでなく、長時間吸入することで体への負担も増すため、注意が必要です。

 

作業前には必ず窓を開け、扇風機や換気扇を活用して空気の流れを作りましょう。もし、周囲に小さな子どもやペットがいる場合は、リムーバーの使用を控えるか、別室で作業するのがおすすめです。

 

また、コットンやアルミホイルを使った密閉作業中も、リムーバーの蒸気が外に漏れてしまいます。しかし、作業台の下にペーパータオルを敷くことで、においの拡散を抑えられます。「そこまでやるの?」と思うかもしれませんが、換気環境を整えることにより、快適かつ安心して作業ができます。

 

除光液が皮膚に触れないようにする

ジェルリムーバーやアセトンは刺激が強いため、皮膚に触れると乾燥やかぶれを引き起こすことがあります。これは、敏感肌の人に限ったことではなく、アレルギーがない人でもトラブルが起こる可能性があるので、コットンやアルミホイルを使って爪だけを覆うことが重要です。

 

特に、爪周りのキューティクル部分や指先の皮膚には注意が必要で、リムーバーがはみ出した場合はすぐに綿棒などで拭き取りましょう。敏感肌の場合は、手袋で皮膚を保護したり、指先にテープを巻いて除光液が触れたりしないようにする方法がおすすめです。

 

また、オフをしたあとは保湿ケアを徹底することが、乾燥やかぶれの防止につながります。ちょっとした工夫を実践すれば、爪と指先の健康を守りながらセルフオフができるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ

マグネットネイルは、セルフでも楽しめる華やかなデザインですが、正しい落とし方を知らないと爪や皮膚を傷める原因になります。爪や皮膚は、一度ダメージを与えてトラブルになってしまうと、回復するまでに時間がかかります。その間はネイルができず、無理に施術をしてしまうとトラブルが悪化する可能性もあるので、注意してください。

 

多少面倒でも、オフ作業に必要な道具をそろえ、正しい手順でオフをするのがベストです。また、無理にはがさない、換気をするなどの注意点も守れば、より安全にオフができます。

 

オフの正しい手順をしっかり覚えて、マグネットネイルを楽しみましょう。

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

  • INSTAGRAM “Introducing our work”
    READ MORE
  • PRESS “Introduction of press activity”
    READ MORE
  • NAILIST JOB
  • NAIL MAISON