爪の表面に筋やささくれができるのは、乾燥が原因です。乾燥予防にはハンドクリームも効果的ですが、しっかりとケアする場合はネイルオイルを活用しましょう。ネイルオイルは塗るだけでも保湿効果が期待でき、塗った後の過ごし方によって効果に大きな差が出ます。
そこで今回は、自然乾燥やマッサージの重要性、ネイルオイルを塗った後に避けたいNG行為、基本的な塗り方などを詳しく解説します。ネイルオイルのケア方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ネイルオイルを塗った後はどうする?

ネイルオイルは塗った瞬間よりも、その後にどう過ごすかによって効果が大きく変わります。オイルは、爪や甘皮に浸透することで乾燥を防ぎ、健やかな爪の成長をサポートします。
そのため、塗布後にすぐ拭き取ったり、水に触れたりすると、本来の保湿力を十分に発揮できません。塗った後は浸透を妨げない行動を意識し、必要に応じてマッサージを取り入れることが重要です。
ここでは、ネイルオイルの効果を得るための基本的なポイントを解説します。
自然乾燥させる
ネイルオイル浸透させることで効果が高まるため、塗布後はティッシュなどで拭き取らず、自然乾燥させることがポイントです。
拭き取ると油分が取れてしまい、保湿成分が爪の周囲にとどまりづらくなります。塗布後は少なくとも10〜15分ほど放置し、できれば夜など手先を使わない時間帯にケアをするのが理想です。自然乾燥時間はオイルの種類や塗布量によって異なりますが、適度な浸透時間をとることで、栄養分が角質層の深部まで届きやすくなります。
また、塗布直後に手を動かす必要がある場合は、指先を使わないように意識し、摩擦で拭き取らないよう気をつけましょう。
マッサージをして浸透させる
ネイルオイルを塗った後の軽いマッサージは、浸透力を高めるのに効果的です。
オイルを塗布した後、指先や甘皮の周囲を、円を描くように優しくマッサージしましょう。血行が促進されて栄養分や保湿成分の浸透力が上がり、より肌の奥へ入り込みやすくなります。特に、爪の根元は爪母がある重要な部分のため、円を描くように優しく押すのがポイントです。指先から第一関節にかけて軽くもみほぐすことで、冷えやすい指先の血行を促進する効果が期待できます。
マッサージは強くこすらず、心地よいと感じる程度の力で行うのがベストです。また、マッサージをすると緊張もほぐれるので、ストレスなどによる爪への負担軽減にもつながります。乾燥が進む季節や頻繁な手洗いで爪が乾きやすい方は、このマッサージを習慣化してみてください。
ネイルオイルを塗った後に避けたいNG行為
ネイルオイルを塗った後は、マッサージをして自然乾燥させることで保湿効果を高められます。しかし、以下のようなNG行為をすると、効果が半減してしまいます。
<ネイルオイルを塗った後に避けたいNG行為>
- 塗ってすぐスマホやPCに触る
- 手洗い・水仕事をする
- 指に負担がかかる作業を行う
ネイルオイルの効果を最大限に引き出すためには、塗った後のNG行為を避けることが重要なので、しっかりチェックしておきましょう。
塗ってすぐスマホやPCに触る
ネイルオイルを塗った直後にスマホやPCに触る行為は、油分が奪われる原因の一つです。
ネイルオイルは油性のため、画面やキーボードについたオイルが簡単に移ってしまい、爪や甘皮に必要な油分が不足してしまいます。また、スマホ画面に付着したオイルは、指紋認証の誤作動や操作性の低下を招くこともあります。
塗布後は、最低でも1〜2分は操作を控えるのがベストなので、就寝前や入浴後など操作の必要が少ないタイミングで塗るのがおすすめです。可能であれば、手元でオイルをなじませる時間を確保し、その後にスマホやPCに触れるよう習慣化することで、オイル本来の保湿効果を逃さずに済みます。
手洗い・水仕事をする
ネイルオイルを塗った直後に手洗いや水仕事をすると、オイルが水や石けんと一緒に流れてしまいます。特に、洗浄力の強い石けんは油分を奪いやすく、乾燥を助長する原因になります。ネイルオイルは、塗布後に皮膚にとどまってこそ効果を発揮するため、塗った直後に手洗いや水仕事をするのは避けましょう。
最低でも10〜15分は、水に触れない時間を確保することが理想です。どうしても水仕事が必要な場合は、作業後に再度ネイルオイルを塗り直すと、保湿状態を保ちやすくなります。また、洗剤を使う際は手袋を着用することで、油分を維持できます。
指に負担がかかる作業を行う
キーボードを強くたたく、重い荷物を持つといった作業は、爪先に負荷が集中しやすくなります。ネイルオイルを塗った直後は爪が柔らかくなっているため、負担がかかると爪が欠けやすくなる場合があります。特に縦方向の圧力は、2枚爪の原因にもつながるのです。塗布後しばらくは、指先を酷使しない作業環境を意識することが大切です。
ネイルオイルを塗布した直後に重い荷物を持ったり、キーボード操作などで指先に強い摩擦や圧がかかる作業をしたりすることは、爪へのストレスを高め、保湿効果を半減させる可能性があります。
油分が十分に浸透せず、表面に残っている状態で摩擦が加わると、油分がすりとられるだけでなく、爪表面に負担がかかりやすい状態になります。また、爪が柔らかくなっているため、負担によって欠けてしまうこともあるでしょう。
そのため、塗ってからしばらくは指に負担がかかる作業を行わないようにして、栄養分がなじむ時間を確保することが大切です。こうした日常動作の工夫が、健やかな爪を保つポイントになります。
ネイルオイル・マニキュア・ハンドクリームの正しい順番
ネイルケアでは、使用するアイテムの順番を誤ると、それぞれの効果を十分に発揮できなくなります。ネイルオイルは、爪や甘皮に直接はたらきかける保湿アイテムであり、ハンドクリームやマニキュアとは役割が異なるのが特徴です。
ここでは、ネイルオイル・マニキュア・ハンドクリームを使う際の正しい順番を解説します。
ネイルオイルとマニキュアの順番
ネイルオイルとマニキュアを使う場合は、以下の順番で使いましょう。
<ネイルオイルとマニキュアの順番>
- マニキュア
- ネイルオイル
マニキュアは油分をはじく性質があるので、オイルを先に塗るとムラができてしまいます。また、マニキュアが落ちやすくなってしまうので、オイルはマニキュアがしっかり乾いてから塗りましょう
オフする際も、マニキュアを落としてからオイルを塗布してください。除光液には、塗料を溶かす有機化合物であるアセトンが含まれています。水分や油分まで落としてしまうので、爪や指周りの皮膚の乾燥を防ぐため、オフ後にオイルを塗る必要があります。
ネイルオイルとハンドクリームの順番
ネイルオイルとハンドクリームの順番は、以下のとおりです。
<ネイルオイルとハンドクリームの順番>
- ネイルオイル
- ハンドクリーム
ネイルオイルとハンドクリームはどちらも保湿アイテムですが、その役割は異なります。ネイルオイルは、爪や甘皮に栄養を届けて、内部から保湿する役割です。一方のハンドクリームは、皮膚表面の水分を閉じ込め、乾燥を防ぐ役割があります。
もし先にハンドクリームを塗った場合、油分が皮膚表面を覆い、ネイルオイルが内部へ浸透しにくい状態になってしまいます。そのため、まずはネイルオイルで爪周囲の角質層や甘皮にじっくり保湿成分を届け、その後にハンドクリームで水分と油分を閉じ込めるという順番が理想です。
この順番で使うことにより、爪と指先全体の潤いが長持ちし、乾燥やささくれなどのトラブルを抑えやすくなります。
ネイルオイルの基本的な塗り方

ネイルオイルは、量や塗布する場所を意識することで、効果に大きな差が出ます。ただ多く塗ればよいわけではなく、必要な部分に適量を塗布することが重要です。
間違った使い方をするとベタつきやすくなるだけでなく、浸透不足につながることもあります。毎日のケアを効率よく行うためにも、基本的な塗り方を正しく理解しておきましょう。
ネイルオイルを適量出す
ネイルオイルは使用前に軽く振り、成分を均一にしてから使います。
適量の目安は、爪1本あたり1滴以下、ハケタイプであればハケ全体に薄くオイルがつく程度です。塗り過ぎると浸透しきらず、表面に残ってしまい、衣類や物に付着しやすくなります。少量でも十分に効果が得られるため、量を抑えてこまめに塗ることが理想です。
特に日中はベタつきを防ぐためにも、控えめな量を意識するとよいでしょう。
爪の生え際に塗る
ネイルオイルは、爪全体に満遍なく塗る必要はありません。乾燥を防ぐために重要なのは、爪の生え際にあたる甘皮部分です。
この部分には新しい爪を作る組織があり、保湿をすることで健康的な爪の成長をサポートできます。オイルを爪の根元に軽く置き、そこから周囲へなじませるイメージで塗布すると効果的です。
甘皮を柔らかく保つことで、ささくれや乾燥によるトラブルの予防にもつながります。
指全体をマッサージする
オイルを塗布した後は、指全体を包み込むようにマッサージします。爪の両サイドや先端まで意識してなじませ、オイルを均等に広げるようにしましょう。
また、指先から根元に向かって優しく流すように行うと、血行促進にもつながります。短時間でも、毎日続けることで乾燥しにくく、なめらかな指先を保ちやすくなります。
ネイルオイルを塗るベストなタイミング
ネイルオイルは塗る回数だけでなく、塗るタイミングを意識することで、保湿効果やケアの効率が大きく変わります。
基本的に塗る回数に制限はありませんが、目安としては1日2~3回、最低限でも爪や甘皮が乾燥しやすい場面で塗ることが重要です。特に水分や油分が失われた直後に使用することで、ネイルオイルの成分が爪周囲にしっかり行きわたりやすくなります。
ここでは、日常生活の中で取り入れやすく、効果を実感しやすいタイミングについて解説します。
お風呂から出た後
入浴後は体が温まり、血行が促進されて、爪や甘皮が柔らかくなっている状態です。このタイミングは、ネイルオイルの成分が角質層になじみやすく、保湿効果を高めやすいとされています。
また、入浴後は一時的に水分量が増えるものの、その後から急速に蒸発しやすいため、何もケアをしないと乾燥につながりやすくなります。オイルを塗ることで、爪や甘皮の水分蒸発を防ぎ、潤いを保つことが可能です。
ネイルをオフした後
ジェルネイルやマニキュアをオフした直後の爪は、表面の油分が失われて乾燥しやすい状態になっているので、オイルを使うタイミングに適しています。特にリムーバーやアセトンを使用した場合は、爪内部の水分まで奪われやすく、放置すると折れや欠け、二枚爪の原因になります。
そのため、ネイルをオフした後はできるだけ早くネイルオイルを塗り、失われた油分を補うことが大切です。
乾燥が気になるとき
空調の効いた室内や季節の変わり目は、肌だけでなく爪も乾燥しやすくなるので、油分でケアできるオイルを塗るタイミングに適しています。爪が白っぽく見えたり、甘皮周りが硬く感じられたりする場合は、油分が不足しているサインです。そのまま放置すると、ささくれやひび割れにつながることがあるため、要注意です。
ネイルオイルの油分は水分の蒸発を防いでくれるので、乾燥を防ぎやすくなります。少量をこまめに塗り直すことで、ベタつきを抑えながら保湿を維持できます。
寝る前
寝る前は、日中に比べて手を使う機会が少なく、ネイルオイルをじっくり浸透させやすいタイミングです。就寝中は無意識に指先を使うことが少ないため、塗布したオイルが拭き取られにくく、長時間にわたって保湿状態を保てます。
少し多めにネイルオイルを塗り、必要に応じてコットン手袋を着用すると、保湿効果がさらに高まります。翌朝、指先のしっとり感を得やすくなるため、集中ケアとして取り入れるのに適したタイミングです。
ネイルオイルの効果
ネイルオイルは、爪や甘皮の乾燥を防ぐだけでなく、トラブルを予防する役割があります。ケアを習慣化することで柔軟性が保たれ、外部刺激に強い爪を育てる効果も期待できます。また、甘皮周りの状態が整うことで、爪の生え際がきれいに見え、清潔感のある指先に仕上げることも可能です。
ここでは、ネイルオイルの効果を具体的に解説します。
爪がきれいになる
爪は乾燥すると硬くなり、外部からの衝撃を吸収できず、折れや欠け、二枚爪といったトラブルが起こりやすくなります。しかし、ネイルオイルを継続的に使用することで爪の柔軟性が保たれ、見た目の美しさを維持しやすくなるのです。
また、ネイルオイルに含まれる植物油や保湿成分は爪内部の水分蒸発を防ぐので、適度なしなやかさの維持にもつながります。その結果、爪表面のガサつきが軽減され、自然なツヤが出てきれいな状態にしてくれます。
爪の乾燥を予防する
爪は皮膚と異なり、自ら皮脂を分泌できないため、外部から油分を補うことが欠かせません。
ネイルオイルは爪表面に油分の膜を作り、水分や油分の蒸発を抑える役割があります。乾燥が進むと爪がもろくなり、欠けやすくなるだけでなく、縦筋が目立つ原因にもなります。
ネイルオイルで定期的に保湿することで、爪内部の水分バランスが保たれ、乾燥によるトラブルを防ぐことが可能です。
ささくれを防ぐ
ささくれは、甘皮周りの乾燥や摩擦が原因で起こりやすいトラブルです。
ネイルオイルで甘皮部分を柔らかく保つことで、皮膚が裂けにくくなり、ささくれの予防につながります。また、乾燥した状態では無意識に皮膚を引っ張ってしまい、悪化するケースも少なくありません。日頃からネイルオイルで保湿を行うと、甘皮周りの柔軟性が保たれ、指先全体のコンディションが安定する効果も得られます。
まとめ
ネイルオイルは塗るだけで終わりではなく、塗った後の行動やタイミングを意識することで、効果を最大限に引き出せます。効果を高めるには、自然乾燥やマッサージを取り入れ、NG行為を避けることが大切です。また、使用順序や基本的な塗り方、生活に合ったタイミングを理解することで、無理なく継続できるでしょう。
日々のケアを丁寧に積み重ねれば、乾燥やトラブルを防ぎ、健やかで美しい指先が育ちます。ネイルオイルを正しく取り入れて、毎日のセルフケアに役立てていきましょう。




