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爪が伸びるのが早い原因は?年齢・性別からも分かる爪の状態!

好きな色やデザインを施すことができ、指先をキレイに彩るジェルネイル。
見ているだけで気持ちやテンションを高めてくれますよね。

 

そんなジェルネイルを楽しむために必須の爪ですが、「伸びるのが早い」と感じたことはありませんか。他の人より伸びるスピードが早いことを、心配に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、爪が伸びるのが早いことは決して悪いことではありません。かえって、爪が早く伸びる人は健康的であるとも言えるんです。今回は、爪が伸びる原因やメカニズムについて解説していきます。爪が伸びるスピードが気になるという方は、ぜひ参考にしてください。

 

まずは爪が伸びるメカニズムを押さえよう

 

そもそも、なぜ爪が伸びるのかを考えたことはありますか。爪が伸びるのには一定のルールが存在します。爪のことを知っておくと、爪が伸びるスピードについて理解がより深まります。まずは、以下の内容を押さえていきましょう。

 

  • 爪の主成分と1日あたり伸びる長さ
  • 爪が伸びるメカニズム(仕組み)

 

それでは詳しく解説していきます。

 

爪の主成分と1日あたり伸びる長さ

爪は、「ケラチン」というタンパク質からできています。実は、髪の毛や皮膚の角質層もケラチンでできており、美しい爪・髪を維持するにはケラチンは欠かせません。そのため、ネイルオイルや髪用のトリートメントにはケラチンが含まれているものが多くあります。

 

ケラチンが不足すると爪や髪がボロボロになりやすく、成長スピードも遅くなってしまいます。爪が割れやすい人は、ケラチンが足りていないのかもしれません。健康的な爪を育てるためには、ケラチン不足を防ぐことが重要です。

 

爪の伸びるスピードは、手の場合1日に約0.1mmと言われています。足の爪は手よりも伸びるスピードが遅く、1日に約0.05mmです。1ヶ月に換算すると、手の爪は約3mm、足の爪は約1.5mm伸びるということです。

 

手の爪全体が生え変わるのは、4〜6ヶ月と人によって異なります。足の爪が伸びるのは手の爪のおよそ2倍時間がかかるので、爪全体の生え変わりは8ヶ月〜1年かかります。

 

爪が傷ついたり病気になったりすると、生え変わりまで長期間かかってしまうことを覚えておきましょう。

 

爪が伸びるメカニズム(仕組み)

爪は、細かく分けて6つのパーツにわかれています。爪が伸びる場所は一番根本にある「爪母(そうぼ)」と呼ばれる部分で、通常は皮膚に覆われていて見ることはできません。爪母で作られた新しい爪が、古い爪を押し上げることで爪は伸びます。

 

タンパク質からできている爪は、皮膚が硬くなったもの、つまり皮膚の一部です。皮膚と爪の間には、皮膚より硬く爪より柔らかい「爪床(そうしょう)」と呼ばれる部分があります。爪が伸びるときは爪床の上を滑るように動くため、皮膚が引っ張られることはありません。

 

6つのパーツのうち、根本にある半月上の白い部分は「爪半月(そうはんげつ)」と呼ばれます。爪半月は言えば生えたての爪であるため、水分を多く含みデリケートなのが特徴です。爪半月を雑に扱うと爪全体が傷ついてしまう可能性があるので、扱いには注意しましょう。

 

爪が伸びるのが早い原因3つ

手の爪が伸びるスピードは平均0.1mmですが、人によってスピード感はさまざまです。早い人は1日約0.12mm、遅い人は1日約0.08mmと一ヶ月で1.2mmもの差が生まれます。

 

爪が伸びるスピードは、以下の3つのポイントが関係しています。

 

  • 代謝
  • 食生活
  • 睡眠時間

 

特に代謝は爪の伸びには欠かせない要素です。詳しい内容を見ていきましょう。

 

代謝が良い

爪の伸びるスピードは早い原因の大きな理由のひとつに、代謝の良さが挙げられます。先述の通り皮膚の一部である爪は、皮膚と同じようにターンオーバーがあります。ターンオーバーとは、肌や爪の代謝サイクルのことです。一定期間のサイクルで古いものが剥がれ落ち、新しい状態に生まれ変わります。

 

爪のターンオーバー周期は手の場合平均6ヶ月だと言われています。代謝が悪いと爪に十分な栄養が届かず、成長が促進されないため爪の伸びるスピードが遅くなります。そのため、代謝が良さは爪の伸びるスピードにつながるのです。

 

タンパク質が多い食生活を摂っている

先述の通り、爪はケラチンというタンパク質でできています。ケラチンはネイルオイルなど外側からも摂取できますが、タンパク質が多い食事を摂取するなど、内側からも補うことができる物質です。

 

食生活でタンパク質を増やすと、身体の中のケラチンが増え爪への栄養につながります。爪のスピードだけでなく、健康的な爪を育てるためにもタンパク質は欠かせない栄養素です。

 

正しい睡眠を取っている

身体にさまざまな影響与える睡眠は、爪の健康にも大きく関わっているのをご存知でしょうか。まず重視すべきは正しい睡眠時間で、成人の場合は最低でも6〜7時間の睡眠時間が必要だと言われています。睡眠時間は不足している状態はもちろん、多すぎても身体にダメージを与える可能性があるので注意しましょう。

 

睡眠時間の次に、睡眠の質も重要なポイントです。7時間寝ていても眠りが浅かったり何度も目覚めてしまったりと、しっかり眠れていなければ意味がありません。寝つきがよく、ぐっすり眠れ、寝起きがスッキリする睡眠が質の良い睡眠とされています。

 

健康的な爪を早く伸ばすためにも、時間と質に気をつけた正しい睡眠をとるよう心がけましょう。

 

年齢や性別、季節で爪が伸びる早さは変わるの?

 

爪が伸びる原因は「代謝」「食生活」「睡眠」の3つだということが分かりました。では、年齢や性別・季節などの条件で、爪の伸びるスピードは変わるのでしょうか。

 

先ほどお伝えした通り、爪が伸びる重要なポイントは代謝です。年齢・性別・季節も代謝は大きく関係するので、爪が伸びるスピードも変わってきます。それぞれの内容を詳しく解説します。

 

年齢:若い人ほど早く伸びる傾向

人の基礎代謝は男性が18歳、女性では15歳がピークとなり、その後は年齢を重ねるに連れて低下していくものです。そのため、若い人の方が爪は早く伸びる傾向にあります。

 

なかには、年齢が若くても基礎代謝量が少なかったり、歳をとっていても基礎代謝量が多かったりする場合もあるので、実年齢よりも身体年齢で判断すると良いでしょう。

 

性別:基礎代謝が高い男性が早く伸びる傾向

女性の平均基礎代謝量は10代で1273kcal、20代は1,110kcal、30代は1,160kcal、40代は1,160kcal、50代は1,110kcalです。一方男性は、10代は1,498kcal、20代・30代・40代は1,530kcal、50代は1,480kcalと、基礎代謝量は男女によって大きく異なります。

 

男性の基礎代謝量が多い理由のひとつに、筋肉量の差が挙げられます。つまり、基礎代謝量を高めるためには筋肉をつけることが重要です。特に、大胸筋や太ももの筋肉などの大きな筋肉を鍛えることで、基礎代謝量を高めることができると言われています。

 

季節:代謝が活発になりやすい夏が早く伸びる傾向

爪の伸びるスピードは季節によって異なります。ここでも、重要なのは代謝です。四季のなかで一番代謝が活発になりやすいのは、暑さが厳しくなる夏です。

 

暑くなると基礎代謝が活発になり、爪の成長が促進されやすくなります。そのため、寒い地域よりも暑い地域の方が爪の伸びるスピードが早い傾向があります。

 

爪の伸びが早い=病気ではない

「爪の伸びるスピードが異様に早くて心配・・・」という人も、ご安心ください。爪の伸びが早いことは、決して病気ではありません。かえって、代謝がよく睡眠・食生活ともに健全な人の方が爪の伸びるスピードは早いので、爪の伸びが早いことは健康であることの象徴だとも言えます。

 

爪が病気であるかどうかは、伸びるスピードではなく爪の色で判断することができます。爪の色は、栄養状態や健康状態を示すバロメーターのような役割も担っているんです。

 

健康な人の爪の色は、一般的に肌色に近いピンク色です。爪の色が以下のような場合は、爪になにかしらの病気が発生しているケースが考えられます。

 

  • 黒色
  • 白色
  • 黄色
  • 緑色

 

それぞれの色が引き起こすと予想される病気は以下の通りです。

 

黒色の爪に予想される病気

爪が黒くなる原因は、爪が黒くなる病気には以下のようなものがあります。

 

■爪甲帯状色素沈着症
爪全体ではなく爪に黒い筋が出てくる病気です。爪に菌が入ったり刺激を受けたりすることで、皮膚と爪の間にある爪床が黒くなることで生じます。基本的には爪の変色以外には症状が現れず、時間が経過すれば症状がなくなります。しかし、黒色が濃くなったり症状の範囲が大きくなったりした場合は、他の病気の可能性も考えられるので注意しましょう。

 

■爪の皮膚がん
皮膚と爪の間にある爪床や爪の根本である爪母にがんが発生すると、爪が黒くなることがあります。爪の色だけでなく、爪がボコボコになったり割れたりすることも皮膚がんの合図の一部です。なかには出血や痛みを伴う場合もあり、爪の周りにも皮膚にも影響を及ぼします。

 

■爪下血腫
指への強い衝撃で爪の下が内出血を起こすと、爪が黒く変色するケースがあります。通常であれば時間とともに症状は軽減していきますが、重度の症状の場合は変色のほかに爪が剥がれ落ちる可能性も考えられます。

 

白色の爪に予想される病気

白い爪は病気の他にも、冷えからくる血流不良など日常生活でも起こりやすいです。生理現象なのか病気なのかを、見極めることが重要です。

 

■爪甲白斑
爪甲白斑には、爪の全体が白くなるケース、爪の一部が斑点のように白くなるケース、爪の一部が線のように白くなるケースなどさまざまな症状があります。爪への度重なる衝撃や過度なマニキュアの使用、カビへの感染症などさまざまな原因で起こる病気です。外からの衝撃の場合は、その部分がなくなれば健康な爪に戻ります。

 

■爪白癬
白癬菌というカビの一種が原因で起こる爪の水虫です。通常は皮膚に起こる病気ですが、稀に爪への感染も起こります。爪が分厚くなることによって白く見えるのが特徴で、爪の先端がボロボロになることもあります。症状が悪化すると爪が変形してしまうこともあり、足の爪に感染すると歩きづらくなる可能性もある病気です。

 

■爪甲剥離症
別名「二枚爪」と呼ばれる爪甲剥離症は、爪が剥がれて白く変色する病気です。爪への衝撃や感染症など原因がさまざまで、確かな原因がはっきりしないケースも多くあります。症状によって治療法が異なるため、爪甲剥離症が長引く場合は病院で診療してもらうのがおすすめです。

 

黄色の爪に予想される病気

爪が黄色になる病気には以下のようなものがあります。

 

■爪甲鉤彎症
爪甲鉤彎症は、足の親指だけに発生する病気です。爪に対する圧迫によって爪の成長が妨げられ、爪が黄色くなる症状が特徴的です。爪が分厚くなるのも特徴のひとつで、症状がひどくなると血が出たり痛みを感じたりする場合もあります。

 

■爪白癬
爪が白くなる病気で紹介した爪白癬亜は、症状がひどくなると白色から黄色に変色する場合もあります。さらに悪化すると爪が剥がれてしまうこともあるので注意が必要です。

 

■黄色爪症候群
爪の伸びるスピードが遅くなり、すべての爪が黄色くなる症状の病気です。爪だけでなく、リンパの浮腫や胸水など身体への症状もあらわれます。原因がはっきりと分かってはいませんが、副鼻腔炎や気管支炎が原因で引き起こされるとも考えられています。

 

緑色の爪に予想される病気

爪が緑色になる病気には以下のようなものがあります。

 

■緑膿菌感染症
通称グリーンネイルと呼ばれ、爪に緑膿菌が感染することで起こります。痛みや痒みはありませんが、爪が緑色になり膿が出てしまうと臭いが発生してしまうのが大きな症状です。緑膿菌は常に皮膚に存在していますが、爪が不衛生の場合に感染しやすくなる特徴があります。感染しないためにも、ネイルの手入れはきっちり行いましょう。

 

爪が上記の色をしている場合は、病院で診療を受けることをおすすめします。

 

まとめ

爪の伸びるスピードが早い原因は決して病気というわけではなく、むしろ代謝が良い健康的な人が伸びやすいということが分かりました。爪が伸びるスピードは以下の3つが関係しています。

 

  • 代謝
  • 食生活
  • 睡眠時間

 

「爪が傷ついたから早く伸ばしたい!」という人も、この3つを注意すれば今までよりも早く爪を伸ばすことができるかもしれません。

 

爪の伸びるスピードは病気とは関係ありませんが、爪の色が変わってしまった場合は要注意です。色によって考えられる病気や原因が異なるので、長期間続くようであれば病院での受診をおすすめします。

 

爪の伸びるメカニズムを知って、健康的な爪を育ててくださいね。

健康的な爪の育て方はこちらの記事を参照下さい

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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