好きな色やデザインを施すことができ、指先をキレイに彩るネイル。見ているだけで気持ちやテンションを高めてくれますよね。
ジェルネイルを楽しむのに欠かせない指や爪には、人によってさまざまな形があるのをご存じでしょうか。指や爪の形によって、お手入れ方法やおすすめのネイルデザインは異なります。自分の指や爪の形にあったネイルデザインにすることで、手元がより美しくおしゃれになるんです。
今回は、指の形のひとつである「まむし指」について解説します。まむし指に似合うネイルが知りたい人や、まむし指をコンプレックスに思っている人はぜひ参考にしてくださいね。
そもそもまむし指とは?
「自分の指はなんだか特徴的だな…」と思ったことがある人のなかで、実はまむし指であったという人がいるかもしれません。まむし指とは、指の形が爬虫類のまむしの頭に似ていることから名付けられた指のことです。まむし指とは別に「短指症」や「しゃもじ指」とも呼ばれ、おもに親指の形のことを指します。
まむし指の特徴と原因は以下のとおりです。
まむし指の特徴
まむし指とは、長さが短く横幅が広い指のことを指します。特に指の第一関節から上の部分が短くなる特徴があり、それに合わせて爪の形も、通常の爪より横幅があり、縦幅が短い形になります。
まむし指は、基本的に親指に多いですが、片手だけある人や両手ともある人など個人差があります。なかには、手ではなく、足の親指がまむし指である人もいます。
別名「短指症」と呼ばれているまむし指ですが、決して病気ではないので安心してください。指が少し短いだけで痛みやかゆみなどの症状は一切なく、日常生活に支障をきたすこともありません。しかし、楽器やスポーツをしている人に限っては、親指が届かず不便な思いをする場合もあります。
生活に不便さを感じることはほとんどないまむし指ですが、見た目に対してコンプレックスを抱えている人が多いかと思います。まむし指は1万人に1人しかないと言われており、友人や家族と違う形に悩んでいる人は多いでしょう。
まむし指の原因
まむし指になる原因は、はっきりと明らかになっていませんが、遺伝的な要素が強いと考えられています。そのため、生まれつきずっとまむし指である場合がほとんどです。
両親や祖父母がまむし指の場合は、子どもや孫も同じく発症する確率が高いと言われています。しかし、発生率は1万人に1人であるため、必ずしもまむし指になるわけではありません。両親のどちらかがまむし指でも、子どもは遺伝しなかったという場合も多くあるようです。
まむし指の人に多い性格の特徴
実は、まむし指の人には共通する性格があると言われています。ここからは、まむし指を持つ人に多い性格の特徴を5つ紹介していきます。
まむし指の人の特徴①:美人が多い
実は、まむし指を持つ人には美人が多いと言われています。言い伝えのようなもので科学的根拠はありませんが、実際にまむし指だと言われている人は美人な人が多いです。
例に芸能人の名前を挙げると、元AKB48の篠田麻里子さんや、アナウンサーの平井理央さん、モデルの土屋アンナさんなどがまむし指であるといわれています。みなさん美人の人ばかりなので、まむし指に美人が多いという言い伝えはあながち間違いではないのかもしれません。
まむし指の人の特徴②:細かい作業が得意
まむし指をもつ人は、手先が器用な方が多いです。手先が器用な人は緻密で細かい作業が得意で、芸事や工作を上手にこなすことができます。さまざまな作業を丁寧に行うことができるので、どのような仕事に就いても頼りにされるでしょう。
また手先が器用な人のなかには、忍耐力と集中力も格別に高い人もいます。
手先が器用だと、ネイルや絵、もの作りなどさまざまな趣味を見つけることも可能です。手に職をつけることも可能なので、将来の幅も広がります。また、指の横幅が広いぶん指圧が強く、安定して広範囲でツボを押すことができます。そのため、マッサージが上手な人も多いです。
まむし指の人の特徴③:なにごとにも一途
人や仕事などに対して一途におこなえるのも、まむし指のひとつの特徴です。どんなこともまっすぐに向き合い、責任感をもって最後までやり遂げるので、多くの人から信頼されている人が多いでしょう。
恋愛においても、一人の人をずっと想い続け、思いやりをもって接する特徴があります。
一途な性格の人は、器が広い人多いです。仕事や恋愛において、さまざまな人と接することが得意です。
まむし指の人の特徴④:考えすぎてしまう
考えすぎる特徴を持つので、人の考えや物事の本質を良い方悪い方に深く考えすぎてしまう人が多いでしょう。考えすぎた結果、疲れを感じてしまう場面も多いでしょう。
また、思い込みが激しい人も多いと言われています。主観的に物事を捉えがちで、客観的に判断をくだすのが苦手な人が多いでしょう。よって、人から指摘されると落ち込んでしまう傾向が強いため、周りの目を気にする特徴もあります。
考えすぎや思い込みの激しさに共通する心理は、自己肯定感の低さが挙げられます。自分に自信を持つことで、これらの性格を軽減させることができるでしょう。
まむし指の人の特徴⑤:ストレートに伝えがち
まむし指の人には、思ったことをストレートに伝える性格である人が多いと言われています。裏表がないため、他人に駆け引きなどせず素直に気持ちを伝えることが得意です。
しかし、気持ちをストレートに伝える人の多くは、感情をため込むことが苦手です。そのため、相手の気持ちを考えず、自己中心的な発言をする可能性があります。自己中心的な言動によって、人を傷つけてしまうこともあるので、対人トラブルに巻き込まれる可能性が高くなるでしょう。
まむし指の改善方法
特徴的な形が理由で、まむし指をコンプレックスに思っている人も多いのではないでしょうか。「どうしてもまむし指を改善したい!」と考える人のために、ここからはまむし指の改善方法を2つ解説していきます。
まむし指を治すには、形そのものを変える以外にもジェルネイルで改善される場合があります。
改善方法①:ネイルサロンでスカルプネイルをおこなう
スカルプネイルとは、自爪の上にアクリル樹脂をつけて長さをだすネイルのことです。自爪が短くても、好きなだけ長い爪を作ることができます。スカルプは爪の長さを出すだけではなく、自爪の補強や噛み癖から保護する役割もあります。
そんなスカルプネイルを活用することで、まむし指の見た目を改善することが可能です。まむし指の特徴は、指の第一関節より上の部分が短く横幅が広いことです。そのため、爪を細長くすることで自爪だけの状態よりも指の形を細長く見せることができます。
まむし指に通常のネイルチップをつける場合、支える面積が少ないぶんすぐに取れる可能性が高くなります。しかし、スカルプネイルはネイルチップに比べると強度と硬さがあるため、外れにくいという点が挙げられます。
スカルプネイルは、ネイルサロンで施術をするのがおすすめです。生活や仕事の関係で、ネイルができない人でも、自爪のようなナチュラルな仕上がりにしてもらうことができますよ。スカルプネイルの持ち期間は、およそ2〜4週間であるため、定期的なメンテナンスと付け直しが必要です。
改善方法②:整形外科を受診する
定期的なメンテナンスが面倒な人は、病院で整形手術をすることでまむし指を治すこともできます。まむし指を改善するための手術には、指の骨を切って長くしていく方法が必要です。手術後のリハビリに半年ほど時間がかかるため、大掛かりな手術だと言えます。
リハビリをしている半年間は簡単に指を動かせないため、日常生活で頻繁にて指を使う人は不便が生じてしまいます。また、手術後は指に痛みが生じる可能性もあり、まむし指を改善する覚悟がある人以外は、手術をするのはおすすめできません。
しかし、スカルプとは違い整形手術をすると定期的なメンテナンスは不要です。半年間のリハビリが終わったら、まむし指を卒業できます。まむし指の整形手術には保険が適用するため、手術に興味がある人は専門の病院に問い合わせてみましょう。
まむし指でもネイルを楽しめられる!おすすめデザインや色は?
まむし指の人の中には、「ネイリストに爪を見られるのが恥ずかしい」と思う人もいるようです。しかし、まむし指の人もネイルを楽しむことができ、ネイルの色やデザインによっては、まむし指の見た目のカバーも叶います。ここからは、まむし指におすすめのネイルデザイン・ネイルカラーを4つ紹介します。
きれいなネイルをすると、気持ちが高まり自分の指が好きになります。「普段はネイルをするのが難しいけれど、休みの日だけネイルを楽しみたい!」という人は、ネイルチップやネイルシールを塗るのもおすすめです。
おすすめネイルデザイン①:肌馴染みがよい色を塗る
肌馴染みが良いベージュやグレージュ、薄いピンク系のカラーを塗ることで、まむし指の見た目をカバーすることができます。肌馴染みが良いカラーを塗ると爪と皮膚の境目がわかりにくくなり、指を長く見せる効果があるからです。
ベージュはシンプルでナチュラルな印象、グレージュはクールでおしゃれな印象、ピンクベージュは女性らしく可愛らしい印象を与えることができます。肌馴染みが良いカラーはオフィスネイルとしても扱いやすく、ネイル初心者の人でも取り入れやすいカラーです。
おすすめネイルデザイン②:グラデーションデザインにする
グラデーションデザインとは、爪の根本からつま先にかけて色が変化するネイルデザインのことです。根本から爪先にかけて濃くなるグラデーションカラーにすることで、爪先に目線が集まり爪を長く見せる効果があります。自爪が伸びても目立ちにくいのも、メリットのひとつです。
またストーンやラメを載せることで、さらに華やかな印象の爪に仕上げることもできます。カラーだけではなく、ラメでグラデーションを表現するデザインもおすすめですよ。
おすすめネイルデザイン③:シンプルなデザインにする
まむし指を目立たせたくない人は、シンプルなデザインにしましょう。まむし指に大きなパーツや奇抜なデザインをすると、視線が集まってしまうからです。
おしゃれ&デザイン性の高いネイルが好みの人は、まむし指以外の指で楽しむことができます。例えばボルドーとベージュの2色でジェルネイルをする場合はまむし指の部分をベージュ部分に塗るなど、工夫をすることで目立ちにくくなりますよ。
おすすめネイルデザイン④:寒色系の色を取り入れる
ブルーやパープルなどの寒色系のネイルには、指を細く見せる効果があります。まむし指の太さがコンプレックスである人は、寒色系のカラーを取り入れるのがおすすめです。
一言で寒色系といっても、紫に近いものや緑に近いものなどさまざまな種類があります。肌の色やファッションなどでも似合うカラーが異なるため、様々なカラーを試してお気に入りを見つけてみましょう。
まむし指の太さ・長さどちらもカバーしたい場合は、爪長効果があるネイルデザインを寒色系で施すのがおすすめです。爪を長く見せるには、グラデーションネイルやフレンチネイルを試してみましょう。
まとめ
指が短く横幅が広いまむし指は、1万人に1人しかない遺伝が原因で起こる指のことです。まむし指の人には、特徴的な性格があると言われているため、周りのまむし指の人が当てはまっているか確かめてみてください。
まむし指をコンプレックスに思っている人は、スカルプネイルか整形手術で改善することも可能です。しかし、整形手術は長期間を要するため、どうしても治したい人以外はスカルプネイルを試してみてはいかがでしょうか。
まむし指の人におすすめのネイルデザインは以下の4つです。
- 肌馴染みが良い色
- グラデーションデザイン
- シンプルなデザイン
- 寒色系の色
これらのデザインには指を長く・細く見せる効果があるため、まむし指にコンプレックスを抱いている人は参考にしてください。
まむし指は個性のひとつです。特徴的な性格などポジティブな面も多いため、まむし指を受け入れ楽しんでいきましょう。